リストはチェックをつけることも大切です





愛用しているawesome noteのtodoにチェックがつかなくなって3週間。だけれども、今まで計画と実施が主な用途だったリストの使い方については新たな発見があった。

夜半の入院に際し、病棟で待っていたのはSさんという看護師さんだった。お母ちゃんの肝っ玉と気前の良さをもちながら、かといって叱咤するでも甘やかすでもないドライさに、ちょっと珍しいタイプの方だな、と思ったことを覚えている。

いつも「はいはーい」と飛んできてくれるSさんであるが、うっかり計らせておいた体温計を回収し忘れたり、お願いした患部温め用ホットパックを忘れてきたり、検査機器を取り付けにきたのにその機器を忘れてきたりととにかく置き忘れの多い方だった。

「まーたやったー!」という彼女の嘆きはもう耳に馴染んでいるが、その「またやった」に気づくまでのスピードが尋常でなく早い。彼女が常に処置や観察を記したワークシートを持ち歩き、確認しているからである。

リストを作って、まずは正しく行うためにチェックする。これはきっと多くの人がしていることだと思う。あるいは、GTDの週次レビューなどでPDCAを回してもいるだろう。しかし、チェックを行うこと自体はついつい後回しにしてしまっていないだろうか?

チェックが付けられる状態に なったらすぐに確認すれば、多少の忘れものはすぐに思い出せるし、手戻りまでにかかる時間も早ければ大きなミスにもなりにくい。

だから、事後のチェックをすぐ行う人は致命的なミスは犯し難いのではないだろうか。やる前に確認。やってからすぐチェック。なるほどなあ、と思いながら今夜もSさんが来るのを待っている。