イライラなんでだろうとワクワクなんでだろうのバランスをとろう

「なんでこれがうまくできないんだろう?」
「なんであの人はあんなことを言うんだろう?」
「なんでこんなことしなきゃいけないんだろう?」

「なんでこんなに毎日楽しくないんだろう?」

憤りや不満に近い疑問が渦巻くことは誰しもあるのではないでしょうか。

そんな時に目を瞑るなり問題解決に取り組むことは大事ですが、厄介なことにこういった問題はすぐに解決しないことが往々だと思います。

私事で恐縮ですが、昨年末に転職したのを機に業務内容が広がりました。それまではひたすら障害報告のあった内容や大雑把な仕様書を元にプログラムの改修を行うことが主な仕事でしたが、転職してからは交渉・打ち合わせの範囲が広がり、また欲しい知識も増えていました。
なぜできない、どうすればいい、とアクションを起こしながらもどうにもうまく仕事が回せないままに1年が過ぎようとしています。

そんな中で事故に遭い入院しているわけですが、今日、リハビリ中に理学療法士さんがこの腕のコリの原因はなんだろう…と不思議がりながらふと呟いた一言。

「なんでだろう?って考えないとね、楽しくないじゃないですか」

ああ、そうだ。
なんでだろう、って考えることは、本当は楽しいことだったんじゃないか。
障害の対応を始める時はいつもワクワクしてたじゃないか。

気付かされて、ちょっと泣けてきたのでした。

もちろん解決すべきことはなんとかしなければなりません。しかしうまくいかないことばかり長く取り組んでいると、結構なストレスになっていることに今日ようやく気づきました。

たまにはストレス発散じゃないけれど、ワクワクするような「なんでだろう?」にも意識して取り組まなきゃなあ、と反省。
そして趣味の習い事が勧められる理由も納得。どうやるんだろう、って考えてうまくいくとスッキリしそうだもんね。

ぼちぼち杖もつけるようになってきて退院まであとちょっと、というところですが、何もしない時間は割とあるので公私ともどもワクワクなんでだろうを探してみようと思います。

みなさんもイライラなんでだろうつぶしに躍起になりすぎないように重々お気をつけて…。中庸って大事。